2009年7月27日月曜日

コラム ~2次アセスメントの意味~

居宅サービス計画は2重計画である。一つは介護支援専門員が作成する居宅サービス計画(世にいうケアプラン)。もうひとつは各種サービス計画(たとえば訪問介護計画や通所介護計画など)である。

ケアマネジメントを行う際には、当然利用者の状況や状態などを評価(アセスメント)し、より生活がよくなるための全体像を長期、短期目標として設定する。

しかし、ケアマネージャーが行う居宅サービス計画を作成する際のアセスメントだけでは当然ながら生活全体が見えてこない。いや、月に1度の訪問で本人の何がわかるというのであろうか?

各サービス計画が必要な理由の一つとして、ケアマネージャーが判断した必要だと思われるサービス目標を達成するための具体的方法を各事業所でのアセスメントに基づき、具体的なサービスに落とし込む作業が必要なためである。

各サービス事業所は担当者会議等を用いて、ケアマネージャーに「真に自律に必要なサービス」をアセスメントの結果から提言すべきである。

それこそ担当者会議の意味であるのだが、事業所が「ケアマネージャーの言いなり」になっているのは困りものである。

ケアマネージャーはリアルにその場で起こっている生活実態を観察しているわけではない。

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